☆皮膚潰瘍のレーザー治療(H26.12.29掲載)

糖尿病の合併症で趾先の治りにくい皮膚潰瘍にレーザー治療を行いました。
趾先に鉛筆の頭くらいの湿った皮膚潰瘍ができていました。
これは足の趾先の感覚が鈍くなるために、傷ができても痛みを感じにくく悪化しやすく、しかも血流が悪いので治りにくく化膿しやすいという厄介な状態です。
1ヶ月に一度ずつレーザー照射を3回行いました。
初回のレーザー照射直後、ドロッとした部分が乾いた状態になりました。
1ヶ月経つと傷の範囲は小さくはなりますが潰瘍が再発します。
2回目の治療が終わると潰瘍はできなくなりました。
3回目の治療後は次第に皮膚がしっかりして、4ヶ月後にはほぼ周囲と同様の状態になりました。
(写真)
その後は、糖尿病がコントロールできていることと足を清潔に保てているので再発はしていません。
糖尿病に合併した足指の皮膚潰瘍は趾や足の切断に至ることもある大変治りにくい傷のひとつですが、このような傷にもレーザー治療が役立つことが分かりました。
(山本尚)

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